山田露結ブログ

about Rockets Yamada

無意味にも意味にも

からすうりつらなり咲きて意味に似る    小林千史

もうずいぶん前のことなのでこの句をいつどこで目にしたのかはっきりとは覚えていないんですけどこの句の「意味に似る」までを読み下したとき「あっ」って思ったんですね。

 

僕は俳句を読んでときどき「あっ」って思うことがあるんですけど、いつもその「あっ」が何なのかを説明することが出来ないんです。

 

いや、もしかしたら少しがんばったら説明できるのかもしれない。うん。でも、もし僕がその「あっ」を誰にでもわかるようにうまく説明できたとしたらそれはもう僕の「あっ」ではなくなってしまうような気もしたりして。

 

それで僕は「あっ」を説明するかわりに俳句を詠んでみたんです。

 

無意味にも意味にも遠しからすうり  山田露結

 (「彼方からの手紙」vol.7)

いやぁ、なんともトホホな句ですね(汗)。

 

出来れば俳句は意味も無意味も伴わないというのが僕の理想なのですが。

 

はい。

 

俳句が意味も無意味も伴わないのであればその作者も意味や無意味を伴わないというのがやはり理想なのです。

 

 はい。これはあくまで僕の理想です。